自分でできること

震災が起きてから、様々な著名人が支援を表明し、コメントを残したりしている。
その中で、プロスポーツ選手からは、
「自分が一生懸命プレーしている姿を見てもらって、勇気と希望を与えたい。」
というようなコメントが多く聞かれるが、自分はちょっと違和感を感じてしまう。
確かに成功を収めているようなスポーツ選手のプレーから勇気と希望を与えられる人は平時にはいるだろう。
しかし、今は平時ではない。現実に被災している人のほとんどにとってはスポーツを見る余裕はなく、目の前の生活をどうするかが全てである。
そういう人たちに勇気や希望を与えられるのは、被災地で今実際奮闘して頑張っている人たちや、実際に過去の災害経験から立ち直った経験を持つ人くらいじゃないだろうか。
このことで別にスポーツ選手を非難したい訳では全くない。
言いたいのは、スポーツ選手だろうが、著名人だろうが、別に特別な存在という訳ではなく、結局やるべきことは一般人と同じだろうということ。
とにかくこんな状況下で各人ができることは何かと問われた場合、結局はそれぞれ自分自身が社会から与えられた役割を粛々とこなし、プラスアルファとして義援金、支援物資、ボランティアなどで貢献するしかないと思うのだ。
例えばスポーツ選手は、出来る限りのプレーをすればいいし、一般的な職業の人はそれぞれの立場で一生懸命頑張って、プラスアルファとして被災者に対する直接的な行動(義援金、支援物資、ボランティアなど)を付加すればいい。
自分自身は結局それしかないと考えている。

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